たこあし漂流記

アラフォー主婦(体外受精により第一子妊娠中)の健忘録。夫が7ヶ月の男性育休を取る予定。

【前編】夫が長期の育休を検討するまで|夫婦の心境の変化

妊娠6ヶ月の今、夫は半年以上の育休取得を検討している。

でも妊娠初期からそう考えていた訳ではなく、「育休なぁ〜取れるかなぁ〜」とぼんやりしたもの。

そして私も、育休は1ヶ月も取れれば御の字と思っていた。

 

男性の育休にピンときてない夫婦が、長期の育休を考えるようになったこの半年を振り返ってみる。

 

後編はこちら

【後編】夫が長期の育休を検討するまで|夫婦の心境の変化 - たこあし漂流記

 

育休について他人事だった夫婦

結婚7年目にして初の妊娠。

それも体外受精までしてやっと宿った命である。

高齢初産という事もあり初期の頃は不安な気持ちが大きく、この妊娠状態を維持する事だけを考えていた。

妊婦である事に少し慣れて、気持ちにも余裕ができてきたのは妊娠4ヶ月頃。

この辺りからようやく、無事に産まれてくれた後の事を考えてみるようになった。

もしダメになったらと思うと、なかなか未来のことを考えるのは怖いものだ。

考えてみると言っても内容は子どもの名前だったりかわいいベビー服だったりで、産後の具体的な生活については「なんかすごい大変だろうけどみんな頑張ってるし何とかなるだろう」ぐらい漠然としていた。

 

ところで夫の会社は最近業績を伸ばしていて社内の制度も改革中らしく、「他の部署の男性が育休取ったらしい」という話も何回か夫の口から聞くようになった。

「へ〜、イマドキだね〜

夫氏もいざとなったら取れるって事だねぇ〜」

「いやうちの部署はどうかな〜わからんけど」

という軽い会話が続くくらいで、私たち夫婦にとって育休はほとんど他人事、なんか進んでる人が取るものというイメージだった。

 

夫の発言にドン引き、しかし我に返る

ある日また別の男性が育休を取ったらしいと夫が言ってきた。そして続けて言った言葉に私は耳を疑った。

「1ヶ月も休みあったら家族で北海道旅行行けるな」

え??

育休を夏休みと思っている??

産まれたばかりの子を連れて旅行に行けると本気で思っているのか???

「いーやいやいや新生児なんてめちゃくちゃ大変だから!!旅行とか絶対無理だから!!」

と即ツッコんでみたものの、夫はボケでもなんでもなく言ったようで、そうなの?という反応。

この夫の発言にドン引きしてしばらくもやもやしつつも、新生児の何がどう大変か、育休って何をやるべきなのか具体的に反論できなかった自分にももやもや。

そしてふと気づいた。

産後についてなんとなくの大変さしか想像できない私も、こんな驚きの発言をしちゃう夫も、本質的には変わらないんじゃないか?

このままの意識で産後に突入したら二人して大変な事になるんじゃないかという危機感がこの時生まれた。

 

 

長くなったので後編に続きます。

夫が全く常識ないみたいに書いてしまってるかもしれませんが、ちゃんとした人です(笑)。

むしろ私より家事力もあり、私のつわり中は仕事をしながら家のこともほとんどやってくれたので、夫からしたら産後は人間が一人増えるだけでやる事は変わらないという感覚だったと思います。

私はまだまだナーバスな時期だったので過剰に考え込んでしまいました。

 

ここまでが妊娠4ヶ月までの出来事で、後編は妊娠5ヶ月に入る頃からの話です。

それではまた。

【後編】夫が長期の育休を検討するまで|夫婦の心境の変化 - たこあし漂流記